こんにちは。スタッフの川口です。
今日は、おそらく近い将来に訪れるであろう、「お金」というものがなくなる世界についてご紹介したいと思います。
お金、という概念がなくなる未来
早速ですが、こんな記事がTwitterのタイムラインに流れてきたのでご紹介したいと思います。
AIが社会の主役に、人間の歴史は終わる ドワンゴ川上量生氏が描く未来図
https://globe.asahi.com/article/11859891
この記事の中では、『近い未来、現実世界はAIによって発展していき、人間はその役目を終え、個々人に最適化された仮想現実の中で生きるようになる』ということが指摘されています。
AIによって生産性が爆上がりすると資本主義が崩壊して、人間から「お金のために働く」という概念が無くなります。
これを後押しするのが仮想通貨とブロックチェーンで、中国ではアリババが、日本ではメルカリ(や他のIT企業が)信用スコアによる取引の実現に向けて動いていますよね。
参考記事:メルカリがメルペイで生むであろう「信用」とは?どんなスコアになるのか
これによってもたらされる世界は、全てのものが限りなく無料に近い値段になり、ほとんどの価値交換は信用スコアによって行われる世界です。
そして、それはリアルな世界とバーチャルな世界の両方で行われると思います。
すごいですよね、僕らが生きてる間に起こることです。
会社がなくなり、仕事がプロジェクト化する
順番としてはどうなるかはわかりませんが、まず、副業解禁の流れでが進んで多くの人がフリーランス化すると、会社組織というものがなくなります。
その代わり、個々人の主体性を活かした「チーム単位」「プロジェクト単位」での仕事が進められるようになります。
いま、ビジネス界では「ティール型組織」というのが話題になっていますが、これは仕事が「チーム単位」「プロジェクト単位」に向かっているトレンドだとみることが出来ます。
このトレンドを抑えた仕組みを採用する会社がどんどん増えていくでしょう。
参考記事:10分で分かる、いま話題の未来組織「ティール組織」
今でこそ各仕事の中心には経営者がいますが、今後は自発的に自動的にプロジェクトが立ち上がりその中で有志がそれを押し進めていく、という形になっていきます。
なお、現在は仕事の対価としてお金が発生していますが、今後は信用スコアの獲得になっていくんじゃなかろうか、というのが川口の個人的な予想です。
やりたいことがない人は仕事ができない
僕たちの少し先の未来はベーシックインカムはあるし、3Dプリンタが低コストで栄養素満点の食事を毎日届けてくれるので、ほぼ何もしなくても生きてはいける未来です。
そんな未来において「好きなことが何なのかわからない」という状態でいると、精神的に辛くなってしまうことが予想されます。
なぜならこれからの仕事のあり方が、プロジェクト単位になり、個人の自主性やオーナーシップが求められるようになって来ると、自分の好きがわからない人は「仕事そのもの」に参画できなくなってしまうからです。
人は、何かしらの生産的な仕事をしなくなると、生きている意味を感じにくくなり、心が崩れしまいやすくなります。
そうなると冒頭の記事にあるように、VRの世界に入り浸る人が増えていってしまうのではないかと思うのです。
スタッフが勝手に思う人生戦略セミナーの意義
もし、毎日を生活費のためだけに生きている人が90%以上を占めているこの状態で、会社組織が無くなり、全ての仕事がプロジェクト化され「はい、どうぞ、もう働かなくてもいいので好きなように生きてください」と言われたら、、、、
うつ病などの精神疾患にかかる人が今の比じゃないくらいに出てしまうのではないか?
僕にはそれが不安でなりません。
参考記事:ロボットは人間の仕事を奪わないが、やりがいは失われていく
これは僕らの20年後以内に起こりうる話。このまま「やりたいことがない」人が増え続けていくのを野放しにはできません。。
講演会のキラーメッセージは「1分1秒わくわくドキドキしてますか?」です。
あなたはもうすでに。誰からも指示されなくても勝手にやってしまうような、そんな仕事を持っていますか?
この講演会は、そんな来るべきやりがい喪失時代への警鐘を鳴らすための場所としても、やり続ける意義があるのではないか。
僕はそんな風に思うのです。