こんにちは、スタッフの川口です。
今回は「個人がホームページを作ること」をテーマに取り上げます。
現在の副業解禁のトレンドがこれからも加速して行き、副業禁止の会社がなくなってくると、フェイスブックやインスタグラムのアカウントを取るような感覚で、一人が一つのホームページを持つようになります。
フリーランスにならなくても、二つ三つの仕事を掛け持つのは当たり前になります。
その時、その人が何をしている人なのかを示すために、今の「名刺」や「履歴書」代わりになるのがホームページなのです。
このトレンドはもうすでにSNSの領域では始まっていることです。
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「学歴よりSNSが大事」の本当の意味
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20171219
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目次
「SNSやホームページで書かれていること」で人間性が判断される
これまでの人の客観的な評価基準は、学歴・職歴などの「実績」に大きく依存していました。
ところがこの「実績」は、人を評価する上であまり役に立たなくなってきています。
なぜならネットが普及したことによって、いろんな人の頭の中身が透明化されたからです。
ものすごい地位のある官僚が差別発言して炎上する例は枚挙にいとまがありませんし、深い洞察に基づいた発言で人気を集める子役タレントもいます。
誰でも発信できるようになったからこそ、その発信内容でその人の人間性を判断するようなトレンドになってきているのです。
特に、人事の採用において、この傾向は加速していくだろうと思われます。
その人のWEB上での発信内容を人工知能にかければ、
- 趣味嗜好や性格
- 考え方(保守的か革新的かなど)
- 興味のある分野
- その発信についてどれだけの人が好意的な反応を示したか
まで全部わかるようになります。
学歴や職歴なんかを見るよりもよっぽど詳しく深い情報が、一瞬で可視化されるようになるのです。
もうすでに始まっている「WEB履歴書」の傾向
ちなみに「Wantedly」というサイトは、それを実現しようとしていますね。
個人のプロフィールがSNSとひも付き、なんと知り合いの推薦文まで記入できるようになっています。
採用担当者は、そのページを見ればその人がどんな人なのか、おおよそ理解できる、というわけですね。
イラストの仕事をしていた人は、自分の過去の作品をサイト上(やインスタグラム)にポートフォリオとして残していくでしょうし、エンジニアさんはGitHubのアカウントを履歴書がわりに出すのが当たり前になるのではないでしょうか。
これは有形の商材でも無形の商材でも同じです。
Uberのタクシー評価のように、営業マンやコンサルタントの対応の良し悪しが、レビューでつくような仕組みを取り入れる企業も出てくるでしょう。
つまり、自分の普段の働きぶりが全部WEB上に記録されていくわけですね。この流れは止められないと個人的には思っています。
人の「信用」が数字になってAppleWatchに表示される
さらにこれから先、AppleWatchなどのウェアラブルデバイスも普及してくるとことを考えれば、名刺(的な何か)交換をした瞬間に、そのデバイス上にARで「その人がどんな人が、どれくらい信用できる人か」スコアで表示されるようになると思います。
つまり、
「初めまして、川口 美樹と申します」
「初めまして。(うわ、この人の信用スコア低いな…あんまり関わらないようにしよう)」
みたいな世界になるということです。
これはビジネス領域だけではなく、恋愛のマッチングアプリや結婚相談所の顧客データなどにも適応されるようになるでしょう。
そんなバカな!と思う人はぜひ、この記事を。中国ではすでにその動きが始まっているのです。
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中国で浸透する「信用スコア」の活用、の笑えない実態
https://wired.jp/2018/06/26/china-social-credit/
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ホームページを持たないことがリスクになる
これから時代は、いまこの瞬間からWEB上に何を残していくか?(ちきりんさんは思考ログと表現してましたね)がものすごく重要になります。
それと同時に、ソーシャルの評価(いいね、シェア、記事のPVや滞在時間など)をいかに獲得するかも、掛け算で必要になってくるでしょう。
そのログを残していく場所として相応しいのがホームページ(ブログ)であり、その第三者評価を高めるためにTwitterやInstagramなどのSNSが必要になってきます。
このトレンドにあって、「ホームページを持たない、ないし情報発信をしない」というのは、とてもリスキーというかもったいないことであり、不利にはたらくことは間違いありません。
逆に発信を続けていけば、他の人がしていないだけ有利になる、ということです。
きっとあなたにも人生を通じて実現したいことがあると思うのですが、その実現のスピードはWEB上での信用を上げておくとすごく早くなります。(低いとむしろ実現すらしないかもしれません)
今のうちから成功を加速させる準備を仕掛けておくといいかもしれませんね。